正しい木綿布団の干し方
最近は大人だけでなく子供たちもアレルギー体質を持っている割合が増えているようです。
アトピーや喘息の子供がいる家庭では、掃除はもちろん、布団をこまめに干すよう指導される事があります。
ただしこの布団干し、間違った方法で干してはダニを退治するどころか、布団の奥に潜んでいたダニを布団表面まで呼び寄せてしまい、かえってアレルギー反応を大きくしてしまいます。
木綿の布団は吸湿性が良いため、長時間干して乾燥させる必要がありますが、夕方になると空気中の湿度があがり布団が再び吸湿してしまうので、タイミングよく干します。
午後2時には部屋に取り入れることができるよう計画を立てて外出するなどの注意が必要です。
干した後ははたくのではなく、掃除機で表面を吸い、ダニのフンや死骸を吸い取りましょう。
よく布団をパンパン叩く風景を見ますが、実はあれ、何の役にも立ってないと聞いて、愕然としたことがあります。
ストレス解消には良いかもしれませんけどね。
何事も、普通に良かれと思ってやっていることでも、正しいとは限らないものです。
それが普通という思い込みは、実は一番の思考的なリスクなのかもしれません。
友人が言ったから、有名人がテレビで言っていたから、新聞が雑誌がと様々な情報を鵜呑みにすることは、もはや扇動される予備軍と言っても過言ではないでしょう。
ツイッターでデマが駆け巡るのも、そうした一面だけしか見ない習性があるからなのでしょうね。
布団へのこだわり
布団へのこだわりはひとそれぞれ。
ブランケットを持ち歩くというあの有名なシンドロームがあるように、寝具というのは人の心と密接につながっている。
私も昔はブランケットを持ち歩いていた。
どうしてもそれを離さないで、抱えてじっとしている子供だったらしい。
非常に暗かったようだ。
母親が心配して、私が寝たりお風呂に入っている隙に、ブランケットを少しずつ小さくカットしていき、しまいには端切れ状態になったものを、ようよう手放させたということだ。
少しでも私に物心がついていたならば、小さくなっていくブランケットに不信感を抱かないわけはないのだが、すんなり作戦が実行されたということは、どうも当時の私に物心は欠落していたようである。
さすがに大人になった今では「これがないと不安で眠れない」というものはないし、枕がかわったって布団がかわったって眠れないということはないけれど、それでも「これだと嬉しい」という程度のこだわりはある。
ブランケットを手放して以来変わらず、ずっとガーゼの掛け布団が好きだ。
二重織になったやさしいガーゼ。
手癖が非常に悪かった私は、いつもガーゼの布団をさわさわと触っていた。
ガーゼのいいところは、触れば触るほどに柔らかくなるということだ。
手癖だけでなく足癖も悪かった私は、手でも足でもずっとこちょこちょと触っていた。
だから私のガーゼは本当に柔らかく薄くなっていたので、ちょっと爪がひっかかってしまったりするとすぐに破れてしまうのだ。
それでもう一体何代の世代交代がなされたことか分からない。
ちなみに、未だにガーゼ布団で寝ている。
それも最近また破いてしまって交換したところである。
流石に恥ずかしくて人には言えないので、いい加減に触る癖を直したいところだ。