自分を表現できるものを見つける

なかなか上手く自分や自分の気持ちを表現できないことがあります。
それが一度や二度なら問題ないでしょう。
しかし、いつもそうであればそれが不満になることは目に見えています。

自分の気持ちを上手に言葉にして誰かに伝えたりできる人は、いろんな面で得だと思います。
しかし、みんながみんなそうではないと思うのです。
私もそうでした。
そんな自分の経験から、子供には何か自分を表現できる術を見つけさせてあげたいと思っていました。
ピアノやバイオリンなどの音楽でも良いですし、ヒップホップでもバレエでも良いでしょう。
絵の技術を学ばせて、自由に描けるようになるのも良いかもしれません。
他にも得意な分野を伸ばして、自分を上手く表現できるようになれば良いなと思っていました。
そして子供が選んだのが絵でした。
私が習っていたものを、何気なくやらせてみたことで好きになったようなのです。
今では私よりも数段上のレベルです。
そもそも、自分の気持ちをちゃんと言葉で表現できるタイプのようで、あまり心配する必要は無かったようです。
一人で我が道を行くような、逞しくてユニークな子供に育ちました。
でも、やはり上手に表現できない子供たちもいると思います。
好き嫌いをどのように表したら良いのかとか、自分の大切なものをどのようにして伝えたら良いのか、不得意な子供にとってとても難しいことではないかと思うのです。
どうか、早めに何か表現できる物を見つけてあげて欲しいと思います。
何か一つあるだけで、それが勇気になったりパワーになることを私は知っているからです。

自分の個性に気付く

自分の持っている能力を存分に生かしたいと思っていますが、実際は、そうでもないような気がします。
自分の特技や趣味、つまり自分の個性をしっかりと理解しているでしょうか。

自分の個性を、何らかの形で仕事に生かすことが出来れば、それは天職と呼べるのではないでしょうか。
まずは、自分自身に興味と関心を持ち、自分の個性を理解するための努力から始めなければなりません。
自分の個性、ユニークな部分は何なのか、他の人と比較してどうなのか、という特徴をしっかりと考えることが必要となってきます。
日本人は特に、他人と比べて、個性がないと思っている人が多いのではないでしょうか。
周りに合わせて生きていくのがとても上手な国民性だと思いますし、欧米で行われているような、個性を伸ばす教育というのは、日本にはありません。
しかしながら、決して平凡な人間などいないのではないでしょうか。
人間がみんな同じ性格なわけではありません。
何をしているときが楽しいのか、自分らしさとは何なのか、と考えてみると、自ずと自分の個性は見えてくるのではないでしょうか。
自己分析が出来たら、それを生かして仕事をしていくにはどうすればよいのかを追求していくことが必要となります。
私たちのほとんどは、オリンピック選手のような世界記録を争う才能や、天才的な科学者のような才能などは与えられてはいません。
私たちは、全員が天才的な業績を成し遂げる必要はなく、日々を楽しく、気持ち良く、充実感のある仕事をすることではないでしょうか。

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