満足感

昔、ピアノを習っていました。
小学校1年生から高校2年生まで。
こう書くとずいぶん長いですね。
10年以上も習っていたんだなぁと我ながら感心します。
というか、10年も習っていた割に、
技術的には、小学生レベルです。
 
小学校の頃は負けず嫌いな性格もあって、
割合練習していたと思います。
友達と同じ教本を使っているときは、
相手の子に追いつきたい一心で、よく練習しました。

通常は一週間でだいたい弾けるようにし、
先生のチェックを受けて、次の週で基本は完成。
もう一週で豊かな演奏ができるように仕上げる。
という流れです。

これが、やる気があるときは一週間で完璧になるように弾き込んできました。
練習もたくさんしました。
先をいっていた友達に追いつき、追い越し…。

追い越すことを目標にしていると、
達成したときに「もういいか~」と言う気分になってしまうのです。
実際その次の教本はなかなか進まなかったように思います。

音楽は競争のためのものではないのですよね。
自分がどれだけいい音を奏でたいか、結局自分との戦いです。
戦い、というのもおかしい気もします。

音楽に限らず、なんでも向き合う相手は自分なのかもしれません。
オリンピック競技の選手の表情を見ていても感じました。
思っていたメダルと違う色でも、メダルがとれなくても、
全力を出し切った選手は満足そうな顔をしていました。

自分の仕事がきっちりできたかどうか、
技術的にも、精神的にも、自分の思っている流れで進められるかどうか。
そのために日々努力が必要なんですね。

»