機械いじり

子どもの頃、機械いじりが好きという子が多かった記憶があるのですが、今はどうでしょう?

例えば、ラジオを分解して組み立てるとか、やったら怒られるか、または分解して中を調べるという発想が無いのかもしれませんね。

これを理系離れと一括りにするのは早計です。

おもちゃの修理工場という名で、機械いじり好きなお年寄り、まあ、正体は定年退職したエンジニアなのですが、機構のパターンを知っていれば、何にでも応用できるという自信に満ち溢れていました。
お孫さん世代の子どもとのふれ合いも、張り合いがあっていいのでしょうね。

プラモデルのモーターから大型ラジコンのエンジンまで、その手際の良さは現役も顔負けだったそうです。
もう、趣味を通り越してますけどね、そこまでのレベルからすると。

現在では、パソコンを組み立てるとこが機械いじりに相当するでしょうか。
自分好みのパーツを購入して、オリジナルの世界で一台だけのマイパソコンを得る喜びがあるそうです。
そんな人の中には、性能チェックマニアもいるらしいですよ。

ベンチマークテストと言うのですが、グラフィックやCPUの性能を数値化しては、同士とその数値の高さを競い合うのだそうです。
メーカーからしてみれば、ユーザーからデータを貰ったりするんでしょうかね?

自動車やバイクをいじる人は、やっぱり多いのか、エンジンルームがピカピカの人もいます。
新車かというほどの手入れは、見事という他ないでしょう。

こういう友人がいると、輸入車の車検が得意な会社を探している人にも、良い情報を与えられそうですね。
その友人は外見が変わったと思ったら、メガネからコンタクトに切り替えたようでした。

若い人がいきいきしている会社

この世の美しいもの

この世で一番、完璧なフォルムをしてるものはサメだと思っている。
あんなに整ったものはいない。
あのなめらかで美しい紡錘形の体、水を切り裂いていく鰭。

飛行機は、サメの形を参考にしたのではないか、といつも飛行機発着の映像を見るたびに思う。
水を裂きながら泳ぐサメと、空気を裂きながら泳いでいく飛行機。
非常に似ていると思う。
誰かがもしその件についての論文を発表していたとしたら、是非読みたい。

次に美しいのは、工業製品たちである。
私が育ってきた環境には、いつも町工場の存在があった。
そういう地域に生まれたのである。
父も職人である。

町工場には必ずネジやボルトナット、ぴかぴかとした工具(大抵は汚れているが)などがあった。
利便性や効率を考慮され抜いて作られた工業用製品たちは、機能もシルエットもまさに完璧に美しい。
子供の頃の私は、工場に出かけてはその辺に落っこちているネジたちをくすねて帰ってきた。
宝物は、リングとネジが組み合わさったような、止め輪ネジだった。
工具も色々とくすねた。
ドライバー、アーレンキー、レンチ。

しまいには、私が行くとあまりにいろいろくすねていくので、来ないでくれと父に言われた。
そんなことを言っても、職場に娘が来ると嬉しい筈だと決め付けて、来るなと言われても行こうと思っている。
いやよいやよも好きのうち、というあれに違いない。
できることなら私もネジ屋になって、一日中ネジに囲まれて、ネジを作りながら生きていってみたいと思うけれど、どんなに頑張っても数学のテストが毎回赤点だった私が、工業製品というある意味理数系と密着した道具を扱う仕事に就けるわけはない。
その結果、父のところに行って、目ぼしい工業製品をくすねて帰ってくるしかないのである。

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